An Introduction to Beatnik

 

1)Beatnik Web Music Systemについて

2)主な特徴

3)プラグ・インのサポートするファイル・タイプ

 

Beatnik Web Music Systemについて)

Beatnikシステムは3つの部分(Beatnik Editor、Beatnik Player、Beatnik Web Site)から構成されています。

Beatnik Editorは様々なファイル・フォーマットのミュージック・ファイルやサウンド・ファイルを取込むことができ、それを効率的なインターネット配信のためにカスタマイズすることができます。Beatnik PlayerはMac. / Win. 両プラットホームのインターネット・ブラウザに対応し、再生を管理します。Beatnik Web Siteはミュージシャンやウェブ・コンテンツ設計者が出会い、サンプル・ソースをダウンロードする場であり、ワークのショーケースです。

Beatnik Editorによって取込むことができるファイル・フォーマットには、MOD、WAV、AIFF、SDII、スタンダードMIDIファイルがあります。Beatnik EditorはHeadspace社の開発したRich Music Format(RMF)形式で音楽を出力します。RMFファイルは音楽を、最小のファイル・サイズと独立したプラットホームを保ちつつデジタル・オーディオに統合します。そしてその音楽はBeatnik Playerが備わっている全てのブラウザ上で、一貫して忠実に聞かせることができます。Beatnik EditorはまたGM音源バンクの制限からコンポーザーを開放し、ユニークな音源をつくるためにサンプルを取込むことに使われる可能性も持っています 。さらにBeatnik EditorはRMFファイルに「ウォーター・マーク」として、 ユーザーの著作権情報(40ビットのデータ暗号化で)をその品質や再生条件に影響を与えることなくはめ込むことができます。

Beatnik Playerはブラウザ内でRMFと他のサウンド・ファイルの再生を管理するドライバー(Plug-In)です。Beatnik Playerの最大の強みは、その高い忠実度とインタラクティヴ性のポテンシャルです。その音質は、完全にソフトウェア・ベースの処理にも関らずハイエンドPCのサウンド・カードに匹敵します。そのインタラクティヴ性のポテンシャルは、他のマルチメディア配信方法に比べてよりリッチで多くの音楽体験を与える、JavaScript機能の包括的なセットに対するBeatnikのサポートによるものです。Beatnikではウェブ・ページのオープン時だけでなく、「マウス・クリック」や「マウス・オーバー」のようなイベントによっても音楽を再生することが可能になります。これらのイベントはまた、個々のノートやサンプル・ヴォイス、効果音などのトリガー(音楽のスタート/ストップ、テンポ/ボリューム/ピッチ/ミックスの変更など)としても利用できます。これは、現在インターネットで使用されている再生オンリーとしてのシステムに代わって、ウェブ・ページでのダイレクトな音楽のインタラクティヴ性を助長するという点で革命的なものです。

 

主な特徴)

  • プロフェッショナルなオーディオ品質:CD並の16ビットサウンド・ファイル、32の同時発音数、5つのビルト・インのリバーヴ・プリセットをサポート。
  • 機能満載のソフトウェア・シンセサイザー:LFO、ADSR、フィルタ、リバーヴ、コーラスなどを搭載。
  • 大規模なサウンド・ライブラリー:GM音源のフルセット、128のスペシャル音源、128のユーザ音源用バンク。
  • スタンダード対応:スタンダードMIDIファイル、標準サンプル・フォーマット、さらにはRMF(Rich Music Format)ファイルをサポート。
  • インタラクティヴ性:エンド・ユーザーによる、音楽データの高水準リアル・タイム操作を実現。ソロ、転調、テンポ変更、オリジナル・ミックスの作成など全て、ウェブ・ページ上に置くことのできる単純なコントロールによって簡単かつインタラクティブに作成可能。
  • 著作権の制御:RMFファイルの中に暗号化された著作権情報を埋め込むことができます。情報の詳細なフィールドを使うことで作曲家は彼らの仕事を保護でき、同時にリスナーはコンタクトとライセンス情報を得ることができます。
  • プラットホームの互換性:一度音楽を書けば、それがいくつかのプラットホーム(BeOS WebTV Windows 95 MacOS)によっても『正しく』聞こえることが確認されています。
  • 信頼性:Beatnikは過去4年間で作られた、50以上の異なる製品の中ですでに使われているベーシックなHeadspace Audio Engineに基づいています。
  • 効率:Plug-In(Beatnik Player)は通常ホスト・コンピュータのCPU timeの25 %だけを使います(他のソフトウェア・シンセサイザーに比べ、かなり負担は軽くなっています)。
  • スタンドアローン・ファイルの作成:Beatnik Editorを使うことで、PowerMac上で高品質な音楽を再生するための特別なハードウェアや追加ソフトウェアを必要としない、自己再生型の、小さくて効率的な音楽ファイルをつくることができます。スタンドアローンを電子メールに付けたり、あなたのサイトからウェブ・ユーザーがダウンロードするソングを『アルバム』としてまとめることができます。
  • 50のユーザー・インターフェース音と『Groovoids』:Beatnik Playerはメモリー内に、ウェブ・ページで使うことのできる短いサウンドのサンプル・コレクションを組み入れました。レジ、テレタイプ、ファンファーレ、チャイム、ジングル等々、即座にアクセスでき、ロイヤリティ・フリーでウェブ・ページに載せることができます。

 

プラグ・インのサポートするファイル・タイプ)

Beatnik Playerは隣接するテーブル全てのファイルタイプをサポートします。あなたがウェブ・サイトからこれらのファイルタイプのうちの1つをサーバーとしているならば、ISPと連絡をとって該当するファイル拡張のために正しいMIME型を送る構成がされているかどうか、確認する必要があります。

musicObjectの注意事項: Beatnik Playerでより先進的でインタラクティヴな特徴を使おうとする場合、プラグ・インのサポートするファイル・タイプによってはサポートされていない(あるいは意味を持たない)musicObject機能があるのでご注意下さい。どのmusicObject機能がサポートするファイルタイプに適用しているかは、musicObject機能のクイックリファレンスを参照することによって正確にわかることができます。

File Type

Supported Subtypes

File Extension

MIME Type

RMF (Rich Music Format)

all

.rmf

audio/rmf, audio/x-rmf

MIDI (Musical Instrument Digital Interface)

all

.mid, .midi

audio/midi, audio/x-midi

MOD

standard 4 voices
15 instrument
Alternate
ScreamTracker
ScreamTracker 2
UltraTracker
FastTrack

.mod
.m15
.mtm
.s3m
.stm
.ult
.xm

audio/mod, audio/x-mod

WAV (Windows WAV files)

u-law, stereo
A-law, mono
A-law, stereo
IMA ADPCM 8kHz, 4-bit, mono
IMA ADPCM 8kHz, 4-bit, stereo
IMA ADPCM 11kHz, 4-bit, mono
IMA ADPCM 11kHz, 4-bit, stereo
IMA ADPCM 22kHz, 4-bit, mono
IMA ADPCM 22kHz, 4-bit, stereo
IMA ADPCM 44kHz, 4-bit, mono
IMA ADPCM 44kHz, 4-bit, stereo

.wav

audio/wav, audio/x-wav

AIFF (Audio Interchange File Format)

8-bit, mono, signed
8-bit, stereo, signed
16-bit, mono, signed, byte-swapped
16-bit, stereo, signed, byte-swapped

.aif, .aiff

audio/aiff, audio/x-aiff

AU

8-bit, mono, signed
8-bit, stereo, signed
u-law, mono
u-law, stereo
A-law, mono
A-law, stereo
Java/Web, mono

.au

audio/basic